宅配大手のCJ大韓通運の朴根熙(パク・グンヒ)代表取締役は22日、記者会見を開き、過労死とみられる配達員の死亡が相次いでいることについて、謝罪し、再発防止対策を設ける方針を示しました。
韓国では、宅配労働者の長時間労働が問題になっていて、ことし、過労死が原因で死亡したとみられる宅配労働者は13人に上っています。このうち6人は、CJ大韓通運に所属していた労働者でした。今月8日にも、CJ大韓通運で働く配達員が、配達中に死亡したほか、20日には、CJ大韓通運の宅配車の運転手が死亡しました。
CJ大韓通運は、再発防止策として、来月から配達現場の仕分け作業員4000人を段階的に投入し、配達員の作業時間を減らす計画を発表しました。
CJ大韓通運はさらに、今年末までに、全ての集配店を対象に、配達員の労災保険加入の有無を調査し、来年上半期中に配達員全員を保険に加入させる方針です。