新型コロナウイルスの感染拡大で、いわゆる巣ごもり需要が増えているなか、ことし9月のインターネット通販の取引額は、およそ14兆7000億ウォンに上り、1年前に比べ3割以上増えたことがわかりました。
統計庁のまとめによりますと、9月のインターネット通販の取引額は、14兆7208億ウォンで、去年の同じ月に比べ、3兆4594億ウォン、率にして30.7%増えました。
商品別にみますと、食と関連する商品の伸びが著しく、去年の同じ月に比べ、飲料・食品は、76.8%、出前サービスは91.1%増えています。生活用品も、1年前より58%と、大きく増加しています。
統計庁は、10月1日の旧盆、秋夕(チュソク)を前に、贈り物などの需要が増えたことや、新型コロナの感染拡大が長期化し、日用品の通販が増えたことが背景にあるとみています。
一方、旅行や交通サービスは、1年前に比べ、58.6%減少し、文化・レザーサービスは、74.9%減少するなど、大きく落ち込んでいます。
海外の通信会社から個人が直接購入する個人輸入も増えています。ことし7月から9月期の個人輸入額は、9581億ウォンと、去年の同じ時期より13.8%増えました。商品別にみますと、衣類・ファッション関連の商品が15.4%、飲料・食品が21.3%増加しました。
海外に直接販売する個人輸出も増えていて、7月から9月期の個人輸出額は、1兆6160億ウォンと、去年の同じ時期より5.9%増え、化粧品や音盤、ビデオ、楽器などの増加が目立っているということです。