アメリカ連邦下院議会選挙で、韓国系女性議員が初めて誕生しました。
アメリカ連邦下院議員に挑戦した韓国系アメリカ人のマリリン・ストリックランド候補は、現地時間の3日に行われた選挙で当選したと、AP通信が報じました。
ストリックランド候補は、ワシントン州第10選挙区に民主党から出馬し、得票率は58.3%でした。
ストリックランド候補は、アメリカ連邦議員初の韓国系女性議員であるとともに、ワシントン州初の黒人下院議員となりました。
韓国系アメリカ人が下院議員に当選したのは、キム・チャンジュン元下院議員、今回の選挙で再選を果たしたアンディー・キム下院議員に次いで、3人目です。
ストリックランド候補は1962年、韓国人の母親キム・インミン氏と韓国駐留アメリカ軍所属の軍人だった父親ウィリー・ストリックランド氏の間でソウルに生まれ、1歳のころにバージニア州に移住しました。
ワシントン州タコマ市議会議員に選ばれ政界デビューを果たしたあと、2010年には市長に当選して2018年までタコマ市長を務めました。タコマ市長としては初のアジア系、黒人女性でした。
また、市長から退いたあとは、シアトル・メトロポリタン商工会議所の会長などを歴任しました。