アメリカの大統領選挙で民主党のバイデン氏が勝利宣言したのを受け、外交部は、来年1月に発足するバイデン政権と共に、韓米関係の強化に向け取り組むとする立場を示しました。
外交部は8日、「バイデン陣営や民主党の要人と直接・間接的に意思疎通を図ってきた」とし、「これまで構築したネットワークに基づき、緊密な意思疎通と連携を通じて韓米同盟の強化と韓半島の平和プロセスの進展を実現できるよう、引き続き努力する」と明らかにしました。
これまで外交部は、アメリカの新政権発足に備え、在米韓国大使館を中心に、バイデン陣営との接触を行ってきました。
ただ、バイデン陣営が、外国政府による選挙介入を意識していたため、バイデン陣営の中核的な要人ではなく、アメリカの議会や学界などの要人と接触したとされています。
一方、アメリカのポンペイオ国務長官と会談するために8日午前ワシントンに向けて出発した康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は、バイデン陣営の動向を把握するために、アメリカの議会や学界の関係者らとも面談するとみられます。