韓国政府は、今年末までに、国民の6割に当たる3000万人分の新型コロナウイルスワクチンを確保できるよう、各国の製薬会社と交渉を行っていると明らかにしました。 
中央防疫対策本部は12日、定例の会見で、年内に国民の6割に当たる3000万人分の新型コロナウイルスワクチンを確保することを目標に、各国の製薬会社と交渉を進めていると明らかにしました。
政府は、新型コロナウイルスのワクチンを各国公平に届けるための枠組み「COVAXファシリティ」を通して、すでに1000万人分のワクチンを確保しており、年内に3000万人分のワクチン確保という目標に向け、残り2000万人分を各製薬会社との個別交渉で確保したい考えです。
ワクチンを輸入する際には、国内で使用が認めらていない医薬品を輸入会社を通じて輸入する「特例輸入」を適用し、輸入にかかる期間を大幅に短縮します。
政府は、ワクチンの確保に取り組むと同時に、韓国での感染状況や海外での動向を見極めながら、きめ細かい予防接種計画を立てるとしています。