今週末、ソウルの都心部では参加者が100人を下回る集会が複数、開かれる予定で、ソウル市は新型コロナウイルスの感染拡大が心配されるとして、集会開催を控えるよう呼びかけています。
ソウル市によりますと、保守系団体や労働者団体などから、14日に汝矣島などソウル都心部でそれぞれ参加者が99人以下の集会を複数、開くとの申告があったということです。
ソウル市では、先月から新型コロナウイルス感染症の感染予防措置が「レベル1」に引き下げられたことで、ソウル都心のほとんどの区域で100人以下の集会が認められています。
申告があった集会の参加人数はそれぞれ99人以下となっていますが、開催場所が隣接しているため、人々が密集して新型コロナの集団感染が起きる可能性があるとして、ソウル市は警戒を強めています。
ソウル市は、「14日に集会を開くと申告したすべての団体に対し、自粛を強く求める。感染予防措置を守らなかったり違法行為をしたりした場合は、刑事告発するなど厳しく対処する」としています。