韓国の10月の輸出は、前の年の同じ時期と比べて3.8％減少したことがわかりました。
関税庁が16日にまとめた内容によりますと、ことし10月の輸出額は449億ドルで、前の年の同じ時期に比べて3.8％減りました。
韓国の輸出額は、ことしに入って２月に前年同期比で3.6％増加して以降、３月からは減少に転じ、６か月連続で前年同月比でマイナスとなっていました。
９月には7.3％増加した479億ドルを記録したものの、１か月で再び減少となりました。
一方、関税庁は、10月の操業日数が前の年の同じ時期に比べて２日少なかったため減少となったとして、１日平均の輸出額では増加していて、ことし最高額を記録したと説明しました。
10月の１日平均輸出額は21億4000万ドルで、20億8000万ドルだった先月よりも増加しています。
品目別には、半導体が10.2％、自動車が7.1％、無線通信機器が5.1％ずつ増加しました。
一方、石油製品はマイナス49.8％と大きく落ち込んだほか、家電が12.6％、自動車部品が8.8％、それぞれ減少しました。
主な輸出相手国のなかで、アメリカ、EU＝ヨーロッパ連合、ベトナムへの輸出は増加しましたが、中国や日本、中東への輸出は減りました。