中央防疫対策本部によりますと、17日の新型コロナウイルスの感染者は、前の日より230人増えて、累計で2万8998人になりました。
新たな感染者230人のうち、国内での感染は202人で、残りの28人は海外からの入国者でした。
国内での感染が200人を上回ったのは、253人だったことし9月2日以来です。
地域別には、ソウル87人、京畿道(キョンギド)38人、仁川(インチョン)12人と首都圏での感染が多く、首都圏以外でも散発的に感染が広がっています。
なかでも、全体の感染者に占める40代以下の割り合いがここ4週間に49.1%と、前の4週間に比べて10ポイントも増えました。
これは最近、濃厚接触者に対する検査数が増えたことで、無症状の感染が確認されるケースが多くなったためとみられます。
無症状の若い感染者は、社会活動が活発で、感染拡大につながる恐れがあるため、保健当局は警戒を強めています。
また来月3日にはセンター試験に当たる大学修学能力試験を控えているほか、年末年始に様々な行事が行われることが予想されるため、懸念が深まっています。
保健当局は、感染が広がる恐れのある飲み会などの集いは最小限に抑えるよう呼びかけています。