韓国では、新型コロナウイルスの新たな感染者が２日連続で300人を超え、第３波となる感染拡大に懸念が高まっています。
中央防疫対策本部によりますと、19日の新型コロナウイルスの感染者は、前の日より343人増えて、２万9654人になりました。
２日連続で300人を上回ったのは８月以来、初めてで、８月28日以来、83日ぶりの最多となりました。
新たな感染者343人のうち、国内での感染は293人で、残りの50人は海外からの入国者でした。 
地域別には、ソウル107人、京畿道（キョンギド）59人、仁川（インチョン）11人と首都圏だけで177人確認されました。
政府は19日からソウル、京畿道（キョンギド）、光州（クァンジュ）市の全域と江原道（カンウォンド）の一部地域にたいして、感染防止対策の「社会的距離の確保」措置を従来の１段階から1.5段階に引き上げましたが、感染拡大が予想よりも早く、難しい対応に迫られています。
また、首都圏を中心に新型コロウイルスの感染第２波が発生した８月と現在の状況が似ているため、第３波が本格化するのではないかとの懸念が高まっています。
重症患者は79人、死者は２人増えて合わせて498人になりました。

★2020年11月26日修正