去年1年間に通報された児童虐待の件数は4万1300件あまりに上り、おととしの3万6000件に比べて大きく増加したことがわかりました。 
保健福祉部によりますと、去年1年間の児童虐待の通報件数は、4万1389件に上り、2018年の3万6417件より大きく増えています。児童虐待の通報は、2015年に1万9214件、2016年2万9674件、2017年3万4169件と、年々増えています。また去年、虐待によって死亡した児童の数は、42人に上りました。
2015年から2019年まで、虐待の加害者が児童の親であった割合は、全体の7割を超えており、次いで2番目に多いのが親戚、3番目は親の同居人でした。
保健福祉部は、「児童虐待予防の日」にあたる11月19日、関連の式典を開き、児童虐待をめぐる綿密な調査や児童に対する迅速な保護が実現できるよう、公共の防止体制の充実を訴えました。
保健福祉部のヤン・ソンイル第1次官は、式典で、「子どもの視線に立ち、危険にさらされている子どもに気付いて保護できるよう、子どもの表情と行動に関心を持ってほしい」と呼びかけました。