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社会

韓国法相、検察総長に職務停止命令 憲政史上初

Write: 2020-11-25 11:39:26Update: 2020-11-25 11:51:10

韓国法相、検察総長に職務停止命令 憲政史上初

Photo : YONHAP News

法務部の秋美愛(チュ・ミエ)長官は24日、尹錫悦(ユン・ソギョル)検察総長の懲戒を請求し、職務執行停止を命じました。
法務部長官が現職の検察トップに対し、職務停止を命じたのは初めてです。
秋長官は24日、記者会見を開き、「検察総長の様々な不正疑惑に対する監察を進めた結果、深刻かつ重大な不正を多数確認した」とし、「検察総長の懲戒を請求し、検察総長の職務について執行停止命令を出した」と発表しました。
職務停止を命じた理由について、秋長官は、報道機関の代表との不適切な接触をはじめ、曺国(チョ・グク)前法務部長官の事件など、主要事件と関連した裁判所への不法な査察、総合編成テレビ局「チャンネルA」や韓明淑(ハン・ミョンスク)元国務総理の事件に関与した側近をかばうための監察および捜査妨害、政治的中立に対する検察総長としての信望を損ねたことなど、5つを挙げました。
具体的には、尹総長がソウル中央地検長として在職していた2018年11月、当時様々な疑惑で捜査の対象となっていた中央日報の洪錫炫(ホン・ソクヒョン)会長に会い、公正性を損ねる不適切な交流を行ったことで、検事倫理綱領に違反したということです。
また、尹総長が先月22日に行われた国政監査で、退任後、政治参加を宣言したものと解釈できる発言を行い、その後次期大統領の支持率に関する世論調査の結果が発表されても、これを黙認・ほう助したことで、政治的中立を守る義務を損なったとしました。
秋長官は、「制度と法令だけでは検察改革を実現できないことを改めて痛感した」とし、「厳正に懲戒手続きを進める」と述べました。
これに対し、尹総長は、「検察の政治的中立を守るために、これまで一点も恥じることなく検察総長の任務を全うしてきた」とし、「違法で不当な処分に対し、最後まで法的に対応する」とコメントを発表し、強く反発しました。

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