コロナ禍の中で迎えた今年の大学修学能力試験ですが、問題の難易度は、例年より比較的易しかったと分析されています。
試験問題の出題を手がけたミン・チャンホン出題委員長は、ことしの大学修学能力試験について、コロナ禍で学習が困難であったこと、特に現役生が長期間、オンラインで授業を受けたことを考慮し、超高難易度の問題は避けるなど、難しすぎるという印象を与えないように気をつけたと説明しました。
そのうえで、「受験生の負担を緩和し、学校内教育の充実させるため、高校の教育課程を基準として例年と同じ出題基調を維持しようとした。高校での教育課程を忠実に受けた人なら十分に問題を解けるレベルで出題しようとした」と話しました。
ことし大学修学能力試験に志願した人は、49万人余りと、1994年に試験が導入されて以来、最も少なくなったほか、当日欠席した人の割合は、13.17%と、去年より1.65%増えています。
大学修学能力試験は、7日までに問題と解答に対する異議の申請を受け付け、23日に成績が通知されます。