中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は7日までに新たに615人増え、1日の感染者数は2日連続で600人を超えました。
新たな感染者615人のうち、国内での感染は580人で、残りの35人は海外からの入国者でした。
国内での感染者は、ソウルが231人、京畿道(キョンギド)154人、仁川(インチョン)37人と、首都圏だけで合わせて422人に上りました。
重症患者は1人増えて126人、死者は4人増えて合わせて549人になりました。
朴凌厚(パク・ヌンフ)保健福祉部長官は7日に中央防疫対策本部の会議を開き、「首都圏では、すでに新型コロナとの戦争が始まっている」として警戒を呼びかけました。その上で、首都圏では8日から3週間、5段階ある政府の感染対策「社会的距離の確保」措置を、上から2番目の2.5段階に引き上げる方針を発表しました。これによって、カラオケ店やスポーツクラブなどが休業となり、50人以上の集まりが禁じられることになります。また首都圏以外では、「社会的距離の確保」措置が上から3番目の2段階に引き上げられ、カフェでの飲食が禁じられ、持ち帰りやデリバリーだけが許されることになります。
政府は、「首都圏での感染拡大が抑えられない場合、医療システムの崩壊につながる恐れがある。その場合は最高レベルの3段階への引き上げも避けられない」として、年末まで不要不急の外出や集まりを自粛するよう重ねて呼びかけました。