去年2億2000万人を超え過去最多を更新した映画館の観客数が、ことしは、新型コロナウイルスを影響を受け、過去最少に落ち込みました。
映画振興委員会が9日に発表したまとめによりますと、ことし映画館を訪れた観客は5840万人で、集計を取り始めた2004年以来、最も少ない水準となっています。
映画館の観客数は、2013年以来、毎年2億人を超え、去年には2億2600万人台と、過去最多を更新していました。
年末まであと3週間ほど残っていますが、1日の観客数が6月以来初めて2万人台に落ち込むなど、12月に入って観客数がさらに減少する傾向にあります。年末まで首都圏では政府の感染対策「社会的距離の確保」措置が、営業時間を午後9時までとする「2.5段階」で維持される見通しであるため、今後も、観客数が伸びる見込みはなさそうです。