ことし11月の韓国株式市場での外国人投資家の投資資金買い越し額は、55億2000万ドルと、月ベースでは、2013年９月以来の最多となりました。
韓国銀行のまとめによりますと、８月と９月には純流出となっていた外国人投資家の韓国株式市場に対する投資資金は、10月に13億8000万ドルの純流入に転じ、11月はその額が４倍に膨らみ、55億2000万ドルと、月ベースでは、およそ7年前の2013年９月以来、最も多くなりました。
アメリカ大統領選挙に関する不確実性が軽減したことや、新型コロナウイルスのワクチン開発が進んだことから、投資家心理が上向いたのが背景にあるとみられます。
韓国銀行の関係者は「全体的に、新興国へ多額の資金が流れ込んだ。韓国は比較的に新型コロナを安定的に統制したという評価を受け、純流入の規模が大きかったものとみられる」と説明しました。