アメリカ国防省は、京畿道(キョンギド)平沢(ピョンテク)市の在韓米軍基地など海外駐留拠点を含めた国内外のアメリカ軍兵士に対して、来週にも新型コロナウイルスワクチンの接種を行う方針を示しました。
アメリカ国防省は9日、アメリカの製薬会社「ファイザー」とドイツの企業「ビオンテック」が開発したワクチンを4万4000回分を確保していることを明らかにし、使用の許可が出しだい軍関係者などに速やかに接種できるよう準備に着手する方針を示しました
。
国防省は、来週にも国内外の軍の拠点16か所にワクチンを配布する方針で、国外では、韓国平沢市にあるハンフリーズ基地のほか、日本やドイツの拠点が含まれています。
国防省は、初回の接種では、新型コロナウイルスの対応にあたる兵士を優先し、今後さらにワクチンを確保し、接種の対象を、軍関係者の家族や退職者、国防省で勤務する民間の従業員などに拡大する考えです。