韓国では新型コロナウイルスの「第3波」となる感染拡大が続いていますが、17日までの新たな感染者は、これまでで3番目に多い1014人を記録しました。
中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は、17日までに新たに1014人確認され、累計で4万6453人になりました。
前日の16日にも新たな感染者の数が過去最多の1078人を記録しましたが、2日連続で1000人を超えたのは、ことし1月20日に韓国で新型コロナの感染者が初めて確認されて以降、初めてです。
また、なくなった人も過去最多の22人を数えました
新たな感染者1014人のうち、国内での感染は993人、残りの21人は海外からの入国者でした。このうち、ソウルだけで過去最多の423人が確認されたということです。
重症患者は16人増えて242人、死者は22人増えて634人になりました。
一方、ソウル市では、新型コロナの感染者が病床の空きを待つ間に亡くなるケースが初めて発生しました。
ソウル市は17日、「60代のソウル居住者が、今月12日に新型コロナの陽性判定を受け、病床の空きを待っていたが、15日に亡くなった」と明らかにしました。
この死亡者は、60代の東大門(トンデムン)区居住者で、基礎疾患を持っていたということです。