韓国では新型コロナウイルスの「第３波」となる感染拡大が続いており、18日までの新たな感染者は、これまでで2番目に多い1062人となっています。
中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は、18日までに新たに1062人確認され、累計で４万7515人になりました。
新たな感染者の数が1000人を超えたのは、3日連続です。
新たな感染者1062人のうち、国内での感染は1036人、残りの26人は海外からの入国者でした。
地域別にはソウル393人、京畿道（キョンギド）300人、仁川（インチョン）64人と首都圏だけで757人に上りました。
重症患者は4人増えて246人、死者は11人増えて645人になりました。
政府は、新規感染者の数が感染予防対策「社会的距離の確保」のレベルを5段階のうち最も高い第3段階に引き上げる基準をすでに満たしていることから、引き上げの方向で検討していますが、社会的・経済的に大きな被害が予想されるため、最大限慎重に決定する方針です。
これについて、丁世均（チョン・セギュン）国務総理は18日、「‘社会的距離の確保’の引き上げについて関心が高いが、まずは現在の段階をきちんと実践することが急務だという判断から、社会的実践力を高めることに集中している」としたうえで、「状況によっては第3段階への引き上げも迅速に決断しなければならないため、自治体や専門家の意見を幅広く聴取している」と説明しました。