韓国政府は18日、新型コロナウイルスのワクチンについて、アメリカの製薬会社「ファイザー」と「ジョンソン・エンド・ジョンソン」傘下の「ヤンセンファーマ」とは今月中に、「モデルナ」とは来年1月に購入契約を結ぶ計画だと明らかにしました。
海外製薬会社から購入するワクチンの量は、「ファイザー」と「モデルナ」がそれぞれ1000万人分、「ヤンセン」が400万人分で、すでに購入契約をかわしている「アストラゼネカ」を含めると、来年1月末までには全人口のおよそ58％に当たる3400万人分を購入契約を結ぶことになります。
これに加え、ワクチンを共同購入する国際的な枠組み「COVAX（コバックス）」を通じて1000万人分をさらに入手する計画で、来年1月中に具体的な量や提供時期などについて協議する予定です。
購入契約の締結が終われば、来年2～３月に輸入を始める方針です。
高齢者や慢性疾患者、医療関係者など優先接種の勧奨対象者から段階的に接種し、来年第4四半期前までに完了することを目指すとしており、具体的な実施計画は今月中にまとめることにしています。
政府は、ワクチンの安全性や有効性、副作用などを踏まえ、接種対象者や接種機関などを決める方針です。