政府は、男性が子育てしやすい環境作りを政府課題として掲げていますが、ここ数年、育児休暇を取る男性が急速に増えています。
統計庁のまとめによりますと、去年、育児休暇を取った人は15万9153人と、前の年より4.5%増加したほか、10年前の2010年に比べると、2.2倍に増えました。
育児休暇を取った人のうち、女性が占める割合は80.1%、男性が19.9%と、依然としてほとんどが女性ですが、ここ数年で、男性の数は急速に増えていて、2010年に1962人に過ぎなかったのが、去年3万1665人と、16.1倍まで増えています。
育児休暇を取る人は年々増えていますが、育児休暇の対象となる人のうち、子どもが生まれた年に、休暇を取った人は、全体のおよそ20%で、男性の場合は1.8%に留まっています。
また、育児休暇を取った人のうち、6割を超える人が、従業員が300人以上の会社に勤めており、会社の規模が大きいほど育児休暇が取れやすい現状をうかがうことができ、特に男性の場合、7割が 従業員が300以上の会社に勤める人でした。