李仁栄(イ・イニョン)統一部長官は22日、アメリカのオルブライト元国務長官とオンラインで懇談を行い、韓半島情勢について話し合いました。
オルブライト元長官は、クリントン政権時代に国務長官を務め、2000年には、アメリカの官僚としては韓国戦争休戦以来初めて北韓を訪ね、故金正日(キム・ジョンイル)総書記と会談した経歴があります。
この日の懇談で、オルブライト元長官は、韓半島問題の解決のためには、韓米同盟に基づいた緊密な協力が重要であると強調しました。
そのうえで、アメリカの新政権が韓国と緊密に調整しながら、北韓の核問題解決に向け、準備された外交プロセスを推進していくことを期待すると述べました。
また、過去に、金大中(キム・デジュン)元大統領と韓国政府から多くを学んだとして、韓国が北韓について一番よく理解しているため、アメリカの新政権と緊密にコミュニケーションしていくよう要請しました。
これに対し、李長官は、金大中政権とクリントン政権が連携して共同の対北韓政策を整備し、南北関係と米朝関係の好循環を成し遂げた素晴らしい経験を基に、アメリカ新政権と緊密に調整していきたいと述べたということです。