政府の中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの30日午前０時の時点での全国の新たな感染者は1050人で、1日の新たな感染者が2日連続で1000人を上回りました。
また感染者の累計は5万9773人となりました。
新たな感染者1050人のうち、国内での感染は1025人で、残りの25人は海外からの入国者でした。
韓国では、先月中旬から流行の「第3波」が本格化し、国内の新たな感染者が連日1000人前後で推移しています。
地域別には、ソウルが383人、京畿道（キョンギド）274人、仁川（インチョン）48人と、首都圏だけで705人に上りました。
このうち重症患者は2人増えて332人、死者は20人増えて合わせて879人となりました。
大規模な集団感染が発生したソウル東部拘置所の感染者は、累計で792人に達しています。
また、この拘置所からソウル南部刑務所に移された人のうち16人の感染が確認され、集団感染のさらなる広がりが懸念されています。
また、イギリスで確認された変異ウイルスの感染が確認された人が新たに2人増えて、合わせて5人となりました。
24日から30日までの1週間の1日の新たな感染者数の平均は1033人に上っています。
政府は、24日から１月3日までを「特別防疫期間」として感染予防措置を強化していますが、この期間が終わる前に、現在首都圏では第2.5段階、首都圏以外の地域では第2段階となっている感染対策の「社会的距離の確保」の措置を、引き上げるかどうか決める方針です。