政府の中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの4日午前０時の時点での全国の新たな感染者は、1020人で、累計で６万4264人になりました。
新たな感染者は、元日と2日は連休で検査数が少なかったこともあって、1日1000人を下回りましたが、3日は再び1000人台に戻りました。
新たな感染者1020人のうち、国内での感染は985人で、残りの35人は海外からの入国者でした。
地域別にはソウルが324人、京畿道（キョンギド）260人、仁川（インチョン）101人と、首都圏だけで685人に上りました。
死者は19人増えて、合わせて981人になり、韓国の致死率は1.53%になりました。
感染は、ソウル東部拘置所に関連した感染者が合わせて1084人なったほか、ソウル市九老（クロ）区の療養型医療施設関連の感染者が合わせて206人確認されるなど、クラスター拡大が続いています。
政府は感染者の増加を抑えるため5段階ある感染予防措置「社会的距離の確保」を、今月17日まで2週間延長するとともに、ソウルなど首都圏で5人以上のすべての私的な集まりを禁止する措置を、全国に拡大しました。
一方、丁世均（チョン・セギュン）国務総理が4日、中央災害安全対策本部の会議で明らかにしたところによりますと、「政府はこれまでに5600万人分のワクチン供給契約を結んでいて、早ければ来月にも接種が始まる」ということです。