韓国に入国する外国人は、今後、新型コロナウイルスに感染していないことを示すPCR陰性確認書の提出が必要となりました。
中央防疫対策本部は7日、今月8日から全国の空港を通じて入国する外国人に対して、PCR検査の陰性確認書の提出を義務付けると明らかにしました。
陰性確認書は、現地を出発する前の72時間、3日以内に発行されたもののみ認められるということです。
また、船舶で入国する外国人についても、15日から港湾入港の際にPCR検査の陰性確認書の提出を義務付ける方針です。
今回の措置は、イギリスや南アフリカ共和国などを中心に急速に拡大している、変異した新型コロナウイルスに対する水際対策としてとられるものです。
韓国では今月5日以降、韓国に入国した合わせて12人がこの変異ウイルスに感染したことが確認されています。
このため政府は、とくにイギリスと南アフリカ共和国からの入国者に対しては、陰性確認書の提出以外にも、検温基準の強化(37.5度→.37.3度)、入国後3日以内と隔離解除前の2回にわたる検査、新規査証(ビザ)の発給制限などの追加措置をとっています。
また、イギリス発の航空便は一時運航が中止となっている状態で、政府は運航中止を今月21日まで2週間延長する方針を明らかにしています。