韓国人のコメの消費量が、再び過去最少を更新しました。
統計庁のまとめによりますと、2019年11月から2020年10月までの1年間、韓国人1人が消費したコメの量は57.7㎏と、前の年より1.5キロ減少しました。
1人当たりの年間のコメの消費量は1970年に136.4キロでピークに達し、その後、増減を繰り返しましたが、1984年以降は減少が続いています。
韓国人1人が1日に食べるコメの量は、158.0グラムと、前の年より4.1キロ減少し、過去最少となりました。コメ100グラムが茶碗一杯のごはんだと仮定すると、1日に1.5杯くらいしか食べていないことになります。
一方、豆類やサツマイモなどのその他穀物の1人当たりの年間消費量は、8.7キロと、前の年より500グラム増加しました。
統計庁の関係者は、「食生活の欧米化や健康志向の高まりに加え、新型コロナの影響で、各種の行事や給食などが減って飲食店に納品されるコメの量が減ったことが背景にある」と分析しました。