中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は3日までに新たに467人が確認され、累計で7万9311人になりました。
新たな感染者が400人を超えたのは、先月30日以降、4日ぶりです。
新たな感染者467人のうち、国内での感染は433人、海外からの入国者は34人でした。
地域別には、ソウル184人、京畿道(キョンギド)107人、仁川(インチョン)18人と、首都圏だけで309人に上りました。
去年11月中旬から始まった第3波が去年12月25日にピークに達して以降は、緩やかな減少傾向にありましたが、先月下旬、宗教団体「IM宣教会」での集団感染の影響で再び増加に転じ、連日300~500人台の感染者が確認されています。
主な感染事例をみますと、病院や職場、ゲームセンターなど、様々な場所で感染者が続出しています。
ソウル・江東(カンドン)区にある韓方病院で、1月27日以降合わせて20人が陽性判定を受けたほか、ソウル・城東(ソンドン)区にある漢陽(ハニャン)大学病院で合わせて52人、京畿道(キョンギド)・安山(アンサン)市にある病院でも14人の感染が確認されました。
また、路上生活者や狭い小部屋で生活している人など合わせて7602人を対象に検査を行った結果、98人が陽性判定を受けました。
こうした状況を踏まえ、政府は、感染防止対策「社会的距離の確保」のレベルと5人以上の私的な集まりを禁止する措置を14日まで2週間、延長する方針を決めましたが、増加傾向がさらに続くと対応が難しくなるため、感染対策を徹底するよう呼びかけています。