従来の新型コロナウイルスよりも感染力が強いとされている変異ウイルスの集団感染が、韓国国内で初めて確認されました。
中央防疫対策本部は、「今回確認された5件は、すべて韓国で感染した事例だ」とし、「この事例と関連した接触者の管理状況を再検討し、感染が確認された地域での変異ウイルスの監視体制も強化している」と説明しました。
変異ウイルスへの感染が確認された5人中4人は、慶尚南道（キョンサンナムド）と全羅南道（チョルラナムド）地域に住む外国人の親戚の集まりで発生したもので、自己隔離中の入国者の自宅を訪問した親戚たちによる感染だということです。
また、残りの１人は、入国した家族から感染したということです。
新たに確認された5人のうち、イギリス由来の変異ウイルスの感染者が4人で、南アフリカ共和国由来の変異ウイルスの感染者は1人です。
今回5人の変異ウイルスへの感染が確認されたことで、韓国で変異ウイルスに感染した事例は、合わせて39人となりました。