中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は8日、新たに289人が確認され、累計で8万1185人になりました。 
1日の新たな感染者数が200人台となったのは、第3波の流行が始まったころの去年11月23日以来、77日ぶりです。
ただ、土日で検査数が少なかったこともあったため、感染者が完全に落ち着いてきたとは言えない状況です。
去年11月中旬から本格化した第3波は、ことしに入ってから落ち着きを見せていましたが、先月末に宗教施設で発生したクラスターなどで新たな感染者数が再び500人台に増え、ここにきてやっと減少傾向を取り戻しました。
8日の新たな感染者289人のうち、国内での感染は264人で、残りの25人は海外からの入国者でした。
地域別には、ソウル111人、京畿道（キョンギド）79人、仁川（インチョン）17人と首都圏だけで207人に上りました。
死者は3人増えて合わせて1474人で、韓国の致死率は1.82%になりました。
保健当局は、人の移動が増える旧正月の「ソル」の連休を控えていることから、政府の感染対策「社会的距離の確保」措置の緩和を検討するのは連休明け以降とする方針です。