ソウル中心部にある朝鮮時代の王宮、景福宮(キョンボックン)の正門、光化門(クァンファムン)に新型コロナウイルス克服を祈願する絵が張り出されます。
文化財庁で宮殿と王領の管理などを担当する宮陵遺跡本部は8日、今月11日から14日まで新型コロナウイルス克服を祈願して、光化門(クァンファムン)に黄金の甲冑を着けた将軍が描かれた「門排図」を貼り付けると明らかにしました。
「門排」とは、旧正月に邪気を払い福を招くため王宮の正門に絵を貼る風習で、朝鮮時代後期以降は民間にも広まりました。
宮陵遺跡本部の景福宮管理所によりますと、今回、光化門に貼り付けられる門排図は、アメリカ議会図書館が所蔵する写真と国内にある当時の王室関連の遺物をもとに再現されたものです。
また、門排図は本来、紙で作って貼り付けるものですが、取りはずす際に光化門が損なわれる可能性があるため、垂れ幕の形で制作するというこです。