世界の映画祭で賞を総なめにしている映画「ミナリ」が、今度は アメリカのワシントンD.C.映画批評家協会賞の2部門を受賞し、世界の映画賞61冠となりました。
映画配給会社が9日、発表したところによりますと、チョン・イサク監督の「ミナリ」は現地時間の8日、ワシントンD.C.映画批評家協会賞で女優のユン・ヨジョン(73)が助演女優賞を、アラン・キムが若手俳優賞をそれぞれ受賞したということです。
これで、この映画は世界の映画賞で61冠となりました。
ユン・ヨジョンはこの映画で、今回の賞を含めて、アメリカのアメリカ女性映画記者協会、「ゴールドリスト授賞式」、「サンセット・フィルム・サークル・アワード」など、21冠を記録しています。
またユン・ヨジョンは、韓国人としては初めてアメリカ映画俳優組合賞の助演女優賞にノミネートされています。
映画「ミナリ」は、チョン監督の自伝的作品で、1980年代にアメリカに移住してきた韓国人家族の暮らしを描いています。
この映画はゴールデングローブ賞の外国語映画賞のほか、クリティクス・ チョイス・アワードの10部門にもノミネートされていて、アカデミー賞に前向きな影響を及ぼすと期待されています。
アカデミー賞受賞作の予想サイト「ゴールドダービー」は、「ミナリ」をアカデミー賞作品賞受賞の可能性が高い作品の第4位に挙げています。