新型コロナウイルスの感染拡大により故郷を訪れる人の数が減ったことで、韓国銀行の窓口で交換された新札の規模が、去年の半分の水準に減ったことが分かりました。
韓国銀行の集計によりますと、1月28日から9日間、韓国銀行の窓口を通して紙幣を新札に交換した件数は、およそ3320件でした。
これは、去年の旧正月連休直前の10営業日の半分のレベルだということです。
また、旧正月前の10営業日の間に金融機関に供給されたお金も、去年に比べて減りました。
韓国銀行が1月28日から2月10日まで金融機関に供給した純発行額は4兆7475億ウォンで、去年の同じ期間より15.7%減ったということです。
純発行額とは、韓国銀行が発行したお金の残高から韓国銀行の金庫に戻ってきた償還額を差し引いた金額です。
韓国銀行は、「旧正月連休の期間は去年と同じだが、連休中にも政府の感染防止対策『社会的距離の確保措置』が続くため故郷への訪問を控えているほか、5人以上の私的な集まりも禁止となっているため、純発行額が去年よりも減った」と説明しました。