韓国のネット通販大手の「クーパン」が12日、アメリカ・ニューヨーク証券取引所に上場を申請しました。
クーパンの売り上げは、2013年に478億ウォンだったものが、それから2年で1兆ウォンを超えたあと、2018年には4兆ウォン、おととし2019年には7兆ウォンを超えました。
新型コロナウイルスの影響でオンライン市場が急激に拡大した去年は、売上が90%も伸び、13兆ウォンを超えました。
この7年間で275倍に拡大し超高速成長を遂げました。
サービスも当日配達や早朝配達などで配達時間を大きく短縮したうえ、使いやすいアプリの開発で、成長が加速しました。
クーパンは、こうした他社との差別化のため、ソフトバンクグループ傘下の「ビジョン・ファンド」から3兆ウォン以上の投資を受けるなど、海外から大規模な資金を調達しました。
これによって、後発のライバル社が追い付けないほどスピーディーな配達システムを構築し、AI技術によって効率性を高めることができたということです。
アメリカのオンライン市場を事実上独り占めしているアマゾンとほぼ同じ戦略を取っていることから、「韓国のアマゾン」とも呼ばれています。
しかし、バラ色の未来だけではありません。
営業損失が一時、1兆ウォンを超えるなど、莫大な赤字が年々続いているためです。
去年の営業損失は5840億ウォンで、累積赤字は、4兆2000億ウォンを超えています。
にもかかわらず、オンライン市場シェアは10%前後に過ぎず、アマゾンには遠く及びません。
このため、一部では 「ビジョン・ファンド」が投資の失敗を挽回するため、クーパンの上場を急いでいるという見方も出ています。