中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は16日までに新たに457人が確認され、累計で8万4325人になりました。
1日の新たな感染者数は、ここ3日間300人台で推移していましたが、再び400人台に増えました。
新たな感染者457人のうち、国内での感染は429人で、のこりの28人は海外からの入国者でした。
地域別には、ソウル155人、京畿道(キョンギド)129人、忠清南道(チュンチョンナムド)58人、仁川(インチョン)19人などで、感染者の80%近くが首都圏に集中していました。
死者は7人増えて、合わせて1534人になりました。
一方、政府の感染対策「社会的距離の確保」措置が15日から緩和されましたが、流行状況が完全に落ち着けば、来月からは新たな「社会的距離の確保」措置が設けられることになりそうです。
丁世均(チョン・セギュン)国務総理は16日の中央災害安全対策本部の会議で、「これからの2週間に新たな感染者数が完全に落ち着けば、来月からは、新たな「社会的距離の確保」措置を設ける方針だ」と話しました。
しかし、「旧正月の『ソル』の連休に主な観光地で多くの人出が見られ、家族・親戚の集まりでの感染事例が報告されたほか、変異したウイルスが国内に流入した事例も94件に上るなどリスクは依然として残っている」として、警戒を緩めないよう呼びかけました。