旧正月の連休が明けた韓国では、新型コロナウイルスの感染者数が再び増加傾向を見せ、1日の新たな感染者数が38日ぶりに600人台を記録しました。
中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は17日までに新たに621人が確認され、累計で8万4946人になりました。
新たな感染者621人のうち、国内での感染は590人で、残りの31人は海外からの入国者でした。
重症患者は169人、死者は4人増えて、合わせて1538人になりました。
感染者の検査件数が減ったことで旧正月連休の2月11日から14日は300人台で推移しましたが、その後感染者が急増していて、懸念されていた旧正月連休の家族の集まりによる集団感染が現実化し、今後新たな感染者の数がさらに増えるとの見方も出ています。
また、ここ1週間の新たな感染者数が1日平均で431人を記録し、社会的距離の確保措置のレベルを調整するための指数となる1週間の1日平均の感染者数が再び第2.5段階の水準になったため、来月から適用される予定の新たな「社会的距離の確保」措置にも影響を及ぼすか注目されます。
政府の感染対策「社会的距離の確保」措置が15日から緩和され、首都圏は5段階の下から3番目の第2段階、首都圏以外の地域は下から2番目の第1.5段階に引き下げられています。