ワクチンの専門家らよる諮問チームが、今月27日から接種が始まるファイザーのワクチンの予防効果について分析したところ、予防効果は95％で、ワクチンを接種することで十分な効果が得られるという見方を示しました。
諮問チームは、 アメリカなど６か国で実施された臨床試験の結果を基に、ファイザーのワクチンの予防効果や安全性について分析したところ、ファイザーワクチンの予防効果は95％となり、十分な効果が得られるとして、ファイザーワクチンの接種を許可したのは妥当だという見方を示しました。
また、政府が、ワクチン接種の対象を18歳以上と決めたことについて、今回調べたファイザーのワクチンに対する臨床試験は、16歳以上を対象にしており、16歳から17歳の被験者からも深刻な副反応が報告されていないことや、アメリカや日本を含む複数の国で、ファイザーワクチンの接種対象を16歳以上としていることを踏まえ、韓国でもファイザーワクチンの接種対象を16歳以上とすることが可能だとする見解を示しました。
ワクチン接種による副反応については、接種部位の痛みや疲労、頭痛など、ほぼ軽度なもので、発症後１日から２日で症状がなくなるとされており、過敏反応に当たる蕁麻疹は、１件報告されたということです。一方、アナフィラキシーと呼ばれる重いアレルギー反応は、臨床試験では報告されていないものの、アレルギー反応が出る危険がある人の場合、アナフィラキシー反応がないか、継続的に症状を確認する必要があると呼びかけました。