中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は10日までに新たに470人が確認され、累計で9万3733人になりました。 
ことしに入って減少傾向にあった新たな感染者数は、旧正月連休直後に発生した集団感染の影響で600人台まで急増し、その後300人から400人台前半で推移していましたが、10日には400人台後半を記録し、19日ぶりにもっとも多い数となりました。
新たな感染者470人のうち、国内での感染は452人で、残りの18人は海外からの入国者でした。
地域別にはソウル132人、京畿道（キョンギド）199人、仁川（インチョン）23人と首都圏だけで合わせて354人で、全体の78.3%に上りました。
主な感染事例としては、忠清南道（チュンチョンナムド）・礼山（イェサン）群にあるバッテリー製造業者と関連した感染が9人、釜山共同魚市場で13人など、職場を中心とした集団感染が確認されました。
重症患者は123人、死者は3人増えて合わせて1648人になりました。
一方、従来の新型コロナよりも感染力が強い変異ウイルスの感染事例が去年12月に韓国で初めて報告されてから現在まで、合わせて182人が感染したことが確認されました。
変異ウイルスの感染事例は地域社会でも徐々に増えていて、専門家らは、変異ウイルスが韓国で拡散する前に、ワクチン接種を急がなければならないとしています。
新型コロナ予防接種対応推進団によりますと、10日午前0時の時点で、ワクチン接種後に異常反応が確認された事例は合わせて935人、ワクチン接種後の死亡者数は2人増えて合わせて15人になりました。