保健当局は、イギリスの製薬大手アストラゼネカのワクチンについて、ワクチン接種のペースを上げるため、2回目の接種用に確保しているワクチンを一回目の接種用に前倒しで使用することを検討していると明らかにしました。
2回の接種が求められるアストラゼネカ製ワクチンについて、保健当局は、世界的にワクチンが不足している状況を踏まえ、2回目の接種用に確保しているワクチンを、1回目の接種に使い、ワクチン接種した人の数を増やす案を検討していると明らかにしました。
保健当局は、当初、1回目の接種から8週間の間隔を置いて2回目のワクチン接種を行う方針を示していましたが、2回目の接種用に確保したワクチンを前倒しで使用する案が検討されていることから、1回目と2回目の接種の間隔を、8週間から12週間に拡大しました。
保健当局は、今後もワクチンの需給状況を見極め、ワクチンを効率的に使用するため、接種計画を柔軟に調整していく考えを示しています。