社会
外交・安保専門家狙ったサイバー攻撃が多発 北韓のハッカー集団の仕業か
Write: 2021-03-11 09:46:15 / Update: 2021-03-11 09:57:58
韓米合同軍事演習が8日から始まりましたが、韓国で外交や安全保障分野で活躍する専門家を狙ったサイバー攻撃が相次いでいることがわかりました。
北韓と関連があるハッカー集団による可能性が高いということです。
韓国の情報セキュリティ会社、「イストセキュリティー」によりますと、ここ最近、外交や安全保障分野の専門家を狙ったサイバー攻撃が多数発生しているということで、論文やセミナーなど業務を依頼する電子メールを装い、不正プログラムを添付した電子メールを送信する手口を使っています。
今回のサイバー攻撃は、北韓と関連があるとみられるハッカー集団「タリウム」による攻撃である可能性が高いということで、今月8日に韓米合同軍事演習が始まり、安全保障や外交分野の学界で関心が高まっていることを利用して、ハッカー集団が、個人や会社を狙ったサイバー攻撃を盛んに仕掛けているとみられるということです。
「タリウム」は、2019年に、アメリカのマイクロソフト社のコンピューターから機密情報を盗んだとして起訴されたハッカー組織で、北韓のハッカー組織とつながりがあるとみられています。
情報セキュリティ会社の関係者は、「北韓が、今では武力による挑発でなく、費用対効果が高い、サイバー攻撃による挑発を好んでいるようにみえる」として、サイバー攻撃の被害に遭わないよう、官民ともに格別に注意する必要があると呼びかけました。
おすすめのコンテンツ
カルチャーラボK
2025-08-20
聞かせて!あなたの韓国ライフ
2025-08-21
韓国WHO‘SWHO
2025-08-04