韓国で、イギリス・南アフリカ共和国・ブラジル由来などこれまで主に見つかっていた変異ウイルス以外に、「その他の変異ウイルス」に分類される変異ウイルスに感染した人が、これまで75人確認されました。
このうちアメリカ・カリフォルニア由来の変異ウイルスに感染した人が68人で最も多く、ニューヨーク由来のものが3人、ナイジェリア由来が4人となっています。
変異ウイルスの感染拡大は、感染の第4波を引き起こすおそれがあり、防疫当局は、水際対策を強化するため、海外出張が多いものの自己隔離の対象から除外されている国際線乗務員2万人を、ことし4月から6月までの第2四半期のワクチン接種の対象に含めることにしました。
一方、新型コロナのワクチンは、11日に新たにおよそ4万2000人が接種を受け、先月26日の接種開始からは累計で54万6000人あまりとなりました。
韓国の人口に対する接種率は1.05%となっています。
ワクチン接種後に副反応が確認された事例は合わせて7600件あまりで、ほとんどが筋肉痛など軽いものとなっています。
新たに報告された副反応のうち、強いアレルギー反応のアナフィラキシーが疑われる事例は4件で、累計で61件となりました。
これまでに報告された死者は合わせて15人で、現在、調査が行われていますが、死亡とワクチン接種の因果関係はまだ分かっていません。