OECD=経済協力開発機構の加盟国の平均失業率がことし1月に6.8%を記録し、徐々に回復しているなかで、韓国の失業率は前の月より悪化して5.4%を記録し、21年ぶりの高い水準となりました。
OECDが14日にまとめた1月の失業率統計によりますと、OECD加盟国の平均失業率は、前の月と同じく6.8%でした。
OECD加盟国の平均失業率は、新型コロナの影響で去年4月に8.8%まで上昇しましたが、その後は徐々に回復していて、なかでもアメリカの失業率は、去年4月には14.8%に達したものの、ことし1月には6.3%まで下がりました。
その一方で韓国の1月の失業率は、前の月に比べて0.9ポイント上昇して5.4%を記録し、1999年10月以来の高い失業率となりました。
ただ、韓国の失業率の順位は、OECD加盟27か国のなかで18位と相対的に低い水準だということです。