KOICA=韓国国際協力団は15日、カンボジアの地雷除去のために、カンボジアの地雷除去庁とUNDP=国連開発計画と協約を結んだと明らかにしました。
地雷除去を行う地域は、カンボジア北西部の3つの州で、この地域には1960年から1970年代のベトナム戦争やカンボジア内戦当時に埋められた地雷によって、これまで6万4000人あまりもの死傷者が発生しています。
今回、結ばれた協約は、地雷除去、被害者支援、農村開発を連携させた、メコン地域の平和共同体造成プログラムの一環として推進されました。
KOICAは、2025年までに1000万ドルを投じて、サッカースタジアム8000個分にあたる5682ヘクタールで地雷除去に取り組む予定です。
また、カンボジアの地雷探知・除去の力量を強化するために専門家を派遣するほか、被害者の救急医療やリハビリを支援し、将来的には自国で問題を解決できるように被害者支援ネットワークを構築する方針です。