中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は18日までに新たに445人が確認され、累計で9万7294人になりました。
1日の新たな感染者数は２日連続で400人を上回りました。
新たな感染者445人のうち、国内での感染は427人で、残りの18人は海外からの入国者でした。
地域別には、ソウル124人、京畿道（キョンギド）155人、仁川（インチョン）20人と首都圏だけで300人を上回り、全体のおよそ70％を占めています。
重症患者は100人、死者は２人増えて合わせて1688人になりました。
一方、アストラゼネカ製のワクチンを接種した20代の男性に血栓の症状が見られたケースが新たに報告されました。
17日にも療養病院に入院していた60代女性の死亡後の病理解剖で血栓が見られたと発表されていて、国内での接種後の血栓発生は2件目となりました。
ただ、この女性の死因はワクチンによるものではなく、吸引性肺炎と急性の心筋梗塞とみられています。
アストラゼネカ製のワクチンをめぐっては、接種後に血栓が発生する事例が相次いでいて、ヨーロッパの20か国では、アストラゼネカ製ワクチンの接種を中断または保留しています。一方、韓国政府は接種を中断する根拠がないとして今のところは計画通りに接種を行う立場を維持しています。