ソウル市は19日、外国人労働者に対して新型コロナウイルスのPCR検査を受けるよう義務化した行政命令を撤回しました。
ソウル市は、今回の行政命令について、政府の中央事故収集本部の要請に従い、撤回すると19日午後になって発表しました。
ソウル市はその代わり、韓国人か外国人かを問わず、いわゆる「3密」の状態での勤務環境にいる労働者に対してPCR検査を受けるよう勧告しました。
ソウル市はこれを前にした17日、1人以上の外国人労働者を雇用している事業主や外国人労働者らに対して、今月31日までに新型コロナウイルスのPCR検査を受けるよう義務化する行政命令を出していました。
しかし韓国在住の外国人コミュニティーや韓国駐在大使館などから、人種差別だと訴える陳情書が相次ぎ、国家人権委員会は19日、人権侵害の疑いで調査に乗り出すと発表したばかりでした。