中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は23日までに新たに346人が確認され、累計で9万9421人になりました。 新たな感染者が400人を下回ったのは7日ぶりです。
新たな感染者346人うち、国内での感染は331人、残りの15人は海外からの入国者でした。
地域別には、京畿道（キョンギド）120人、ソウル97人、慶尚南道（キョンサンナムド）29人などでした。
 死者は7人増えて、合わせて1704人になりました。
丁世均（チョン・セギュン）国務総理は、中央災害安全対策本部の会議で、「新たな感染者数はこの2か月以上、300人～400人台と横ばいで推移している。また1人の感染者から何人に感染が広がるかを示す「実効再生産数」は、2週連続で「1」を上回っていて、なかでも慶尚南道は「1.6」以上となっている」として、感染拡大への懸念を示しました。
また丁総理は、「春を迎えて野外活動が増えるうえ、海外から入った変異ウイルスの感染事例が相次いで確認されている。第3波が落ち着くか、再び広がるかの分かれ道にある」として、国民に対して感染対策への積極的な協力を呼びかけました。