中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は29日までに、新たに384人が確認され、累計で10万2141人になりました。
新たな感染者384人のうち、国内での感染は370人で、残りの14人は海外からの入国者でした。
地域別には、京畿道(キョンギド)130人、ソウル105人、慶尚南道(キョンサンナムド)18人、仁川(インチョン)18人などです。
死者は4人増えて、合わせて1726人になりました。
1回目のワクチンの接種は28日までに、合わせて79万3000人あまりが受けました。
政府は、感染対策の「社会的距離の確保」について29日から来月11日までの2週間、現行のレベルを据え置くことにしました。
また中央災害安全対策本部は、「銭湯や室内スポーツセンター、デパートや大型マーケットなど感染リスクの高い施設を対象に、感染防止対策の実態を点検し、無症状者に対するPCR検査を実施している」と明らかにしました。
なかでもクラスター=集団感染が発生している外国人労働者を雇う事業所に対して、ほとんどの自治体が、無症状者に対するPCR検査を行っていて、保健当局は、この過程で外国人への差別や人権侵害という誤解を招くようなことがないよう、注意を呼びかけています。