韓国では、新型コロナウイルスのワクチン接種後に副反応が見られたケースが28日、新たに47件報告されました。
予防接種対応推進団は29日、前日の28日に新型コロナウイルスのワクチン接種後に副反応が報告された件数は47件だと明らかにしました。
これにより国内で報告された接種後の副反応が見られたケースは累積で1万347件で、累積接種者79万9198人の1.29%となりました。
新たに報告されたケースは、いずれも接種後によく見られる筋肉痛、頭痛、悪寒、吐き気などの軽症で、重度のアレルギー症状「アナフィラキシーショック」などの重症の異常反応はなく、追加の死亡者もなかったということです。
韓国では、これまでアナフィラキシーと疑われるケースが101件報告されていて、このうちアナフィラキシー様反応が95件、アナフィラキシーショックが6件となっています。
専門家によりますと、アナフィラキシー様反応は、接種から2時間以内に呼吸困難やじんましんなどの症状が出るケースで、治療で好転することが多く大きな問題にはならないということです。
一方、予防接種対応推進団が先月26日から今月25日までに報告された副反応を分析した結果、全体の92%が接種直後か次の日に発生したことがわかりました。
また、男性より女性の方が報告件数が多く、接種者が若いほど報告件数が多かったということです。