日本の文部科学省は30日、教科書検定調査審議会を開き、2022年度から高校で使われる教科書の検定結果を発表しますが、 「歴史総合」、「地理総合」、「公共」の社会科目では、すべての出版社の教科書で、「独島(トクト、日本でいう竹島)は日本固有の領土」という記述が含まれているものと見られます。
日本政府は2018年3月に、新たな学習指導要領を発表し、2022年度から高校の社会科目の教科書では独島と尖閣列島について「日本固有の領土であることに触れる」と規定しました。
日本がこうした一方的な主張を教科書に載せ、生徒たちに教えれば、日本による植民地時代の徴用工や旧日本軍慰安婦など歴史問題に加えて韓日関係がさらに悪化する可能性があります。
日本政府が徴用工や慰安婦問題について、最高裁にあたる韓国大法院の判決に強く反発するなか、これらに関する教科書の記述にも注目が集まっています。
★2021年8月19日修正