中央防疫対策本部によりますと、新型コロナウイルスの感染者は2日までに新たに558人が確認され、累計で10万4194人になりました。
一日の新たな感染者数は3日連続で500人を上回り、２月19日以降、最も多い感染者数となりました。
新たな感染者551人うち、国内での感染は533人で、残りの25人は海外からの入国者でした。
死者は2人増えて合わせて1737人になりました。
首都圏以外の地域でも集団感染が相次ぎ、全国的な感染拡大が懸念されていて、感染拡大が目立つ自治体では、感染予防対策「社会的距離の確保」のレベル引き上げを検討または実施する動きが強まっています。
現行レベルは首都圏が上から3番目の第2段階、首都圏以外は同4番目の第1.5段階となっていますが、釜山や慶尚南道（キョンサンナムド）などでは、感染者数が第1.5段階のレベルを超えています。
丁世均（チョン・セギュン）国務総理は2日、新型コロナウイルス感染症対策を話し合う中央災害安全対策本部の会議で、現況の感染拡大傾向について「流行の『第4波』の入り口で息を整えているのではないかと心配になるほど、非常に危うい状況だ」と強い懸念を示しました。
丁国務総理はそのうえで、今週末はキリスト教の復活祭（イースター）や墓参りなどで外出、移動する人が増えるとの見方を示し、感染予防の徹底を呼びかけました。