北韓が、日本で開催される東京オリンピックに参加しないと表明したなか、IOC＝国際オリンピック委員会が、北韓と接触し、オリンピックに参加するよう説得していることがわかりました。
北韓は今月６日、新型コロナウイルスによる世界的な保健の危機的状況から選手たちを守るため、東京オリンピックに参加しないことを決めたと表明しました。
これを受け、IOCは、北韓にオリンピックに参加するよう説得するため、複数のチャンネルを通じて北韓と接触しているということです。
韓国政府関係者によりますと、IOCのバッハ会長が自ら北韓を説得するため、北韓の 金日国（キム・イルグク）体育相と電話で協議する日程を決めたということです。
政府関係者は、バッハ会長は、2018年平昌冬季オリンピックでも、北韓の参加と南北合同チーム結成に関する合意を引き出した経験があるとして、今回の協議でも、良い結果が出ることを期待していると述べました。