新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、韓国の道路交通量が8年ぶりに減少したことがわかりました。
国土交通部が25日に明らかにしたところによりますと、去年の1日平均の道路交通量は、前の年に比べて1.1%減少して1万5187台でした。
道路交通量はここ10年間、年平均でおよそ1.7%増加しましたが、新型コロナの影響で2012年以来8年ぶりに減少に転じました。
なかでも、バスの交通量が前の年に比べて38.7%減って、もっとも大きな減少幅を記録しました。
こうした結果について国土交通部は、新型コロナの影響で公共交通機関の利用が減ったほか、観光などの需要が減ったことで貸し切りバスの運行が大幅に減少したためだと分析しました。
一方、事業用貨物車の交通量は2.2%増加しましたが、貨物車の交通量が増加したのは、新型コロナの影響で宅配など非対面消費が増えたためとみられます。